中学生・高校生向けビジネス手帳の現状について
明けましておめでとうございます。
2017年もよろしくお願いいたします。
昨今、ビジネス手帳を中学校・高校の教育に取り入れる学校が増えてまいりました。
当社のNOLTYスコラプログラムの採用校数は2016年版で935校と2011年版の発売当初と比べ467倍、生徒数は274倍の約274,000人と急速に増えてきています。
先生方のお話を伺うと「手帳を使う学校が増えてきた」「流行っていますね」などという反応も随分と多くなっています。中学生・高校生が学校教育の中でビジネス手帳を無理なく活用し、生徒が成長(自己管理力の育成)できる仕組みをもった当社のスコラプログラムを評価いただいていることを嬉しく思います。
一方で中学生・高校生向けビジネス手帳が流行っている現状について一種の危惧を抱いていることも事実でございます。
それは「手帳を作って生徒に持たせればいい」という本来の目的からずれた、生徒手帳のような取り組みが少しずつみられるようになったことです。
当社の分析によると『年間行事予定』をスコラ手帳に書く生徒は『書くことが増える』、『忘れ物が減る』、『優先順位をつけられるようになる』などの基本行動の変化の効果測定おいて12~18%高い効果が出ています。
また、PDCAサイクル※を身につけ、回せているかという効果測定において、『年間行事手帳』を書く生徒は8~13%高い効果が出ております。
※『1週間の計画を立てる(Plan)』、『計画を実行する(Do)』、『1週間の振り返りをする(Check)』、『振り返りを翌週の行動に活かす(Action)』
一見すると年間行事予定が入っている手帳は便利ですが、書くことでより高い効果を出すことができます。先生や生徒にとって便利であることが必ずしも生徒の成長と比例するわけではありません。
ただ、そうは言っても生徒がビジネス手帳を書き、活用できるか不安という声があることも事実です。如何にして生徒が手帳を書き、活用する仕組みを作っていくか、これが今後の中高生向けビジネス手帳の成否を分けることになりそうです。
先日、開催された第5回手帳甲子園ではこの仕組みの部分において様々な取り組みや、生徒自身がどのようなきっかけで活用度が上がったのかという紹介もされました。
そこで改めて感じたことは、手帳はツールであり、目的ではないということ。
そして手帳を『使う』『使いたい』『使わせる』という環境をたくさん作ることが学校の文化となり、ビジネス手帳を使う効果を最大化させると確信しました。
今後、中学生・高校生向けビジネス手帳を導入する学校は増えていくでしょう。
そのときに生徒のどんな力を伸ばしたいかということと共に、どのように力を伸ばしていくかということも合わせて考えなければなりません。
NOLTYプランナーズには多くの経験と実績がございます。
また手帳甲子園というイベントを通して学校や生徒の最新の取り組みや事例が数多くございますので、「手帳を採用したが効果が
出ない」「学校内でどのような運用をすればいいのかわからない」「生徒が手帳をうまく使えない」等、なにかお悩みがございましたら、
お気軽にご相談ください。
ノルティスコラプログラムとは
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TEL:03-4284-1008