探究活動の重要性について
いま教育業界では、「探究(活動)」という言葉が注目を集めています。
その理由として、社会に出たときに必要とされる力が変化してきており、その力を授業を通して育成する必要があるからです。
では、具体的に探究とはどのような意味なのでしょうか。文部科学省では、下記のように定義しています。
「探究」とは
物事の本質を自己との関わりで探り
見極めようとする一連の知的営みのこと
情報化やグローバル化、人工知能(AI)が進展する社会において、これからの時代を生き抜くためにはコンピテンシー(※1)を発揮できる人材が求められます。学校で探究活動を実施することは同時に、これからの時代に順応できる人材を育てることへとつながります。
※1 コンピテンシーとは、企業などで業務遂行能力の高い人材に共通する行動特性および思考特性のこと。




求められる人材
これからの時代は、学力の高さに加えて問題発見力や問題解決力を発揮できる人材が必要とされます。
そのため、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考えて、主体的に判断し、課題を解決するための探究活動が必要です。


AIと人間
単純作業などの仕事は人工知能(AI)にとって代わると言われております。
コンピテンシーや能力を高めることで、コンピュータでは処理することが難しい問題解決力や感性を育む重要性が高まっています。


社会の変化
情報化やグローバル化が進展する社会において、多様な現状が複雑化を増し、予測不能な時代に突入します。
探究は生徒の自発的な疑問から解決までの流れを育み、社会に出てからも変化に対応できる能力へとつながります。